国家認定試験機関 (NRTL)

Nationally Recognized Testing Laboratories

NRTLは、アメリカ合衆国において重要な役割を果たしています。しかしながら一方では、NRTLとは何であり、何をする機関なのか、誤解も沢山されています。これらの誤解を解き、NRTLサービスを必要とする製造メーカーにとって価値のある情報を提供致します。

1) 最もよくある誤解は、NRTLが、連邦政府の一部であると思われている点です。NRTL認証は、連邦規制基準のもとで合衆国政府によって義務付けられています。アメリカ市場で自社製品を売り出したいと考えている製造メーカーは、NRTLの利用を法律で義務付けられているため、NRTLは合衆国政府と連携しているか、もしくは、連邦政府によって管理されているに違いないと考えられがちです。

しかしながら、実際のところNRTLは、連邦規格に基づいて様々な製品の安全試験・認証を行うことを認められた民間の機関です。NRTLは、労働安全衛生局(OSHA)における科学、技術と医薬プログラム理事会(Directorate of Science, Technology, and Medicine program)の一部ですが、NRTLは政府機関ではありませんし、政府の補助機関でもありません。

NRTLとして認定される為には、製品安全試験を行う能力があり、また同時に製品認証機関でなければなりません。OSHAによって製品認証業務の承認を得ているNRTLは、同じ条件を満たしているということから、どれも同じであると考えられています。しかしながら、各NRTLはそれぞれ独自の試験方法を用いることができます。また、各機関独自の条件でエンジニアを採用したり、試験実施システムを構築することもできます。この様な側面から考えると、NRTLは全て同じではないと言えます。

2) 次によくある誤解は、たった一つのNRTLだけが全ての安全認証を行うことができる、というものです。現在18のNRTLがOSHAによって製品安全の認証を行うことが出来ると認定されています。(この中には、テュフズードが含まれています。)各NRTLには、独自の価格体系、技術レベル、認証できる製品の範囲があります。

多くの製品や電気機器は、OSHAで義務付けられているとおり、NRTL認証を取得する必要があります。例として挙げられるのが、service station dispensing units, hoisting machines and electrical conductors and equipmentなどです。NRTL認証を必須とする製品のは、OSHA's websiteをご確認ください。

これらの製品は、通常、米国規格協会(ANSI)から発行される米国規格を満たすために、NRTLによって試験を実施され、認証を受ける必要があります。追加規格は、ユーエル、the American Society for Testing and Materials (ASTM) and the Factory Mutual Research Corporation (FMRC) などによっても刊行されています。

3) 三つ目の誤解は、認証機関の選択に影響してくるため、最も重要性が高いものだと考えられます。ここで覚えておくべき重要なことは、例えばユーエル規格に基づいて機器を認証できるのは、ユーエルだけではないということです。認定範囲内であればどのNRTLでも、ANSI、UL、ASTM、またFMRCなどによって発行されている規格に従って機器を認証することができるのです。

NRTLの選択肢は多くありますから、それぞれのNRTLが扱う認証領域、技術力、また他の基準などを自社の要求などと照らし合わせて選択していくことが重要だといえます。テュフズードは、OSHAによって認定を受けたNRTLであり、様々なUL/ANSI等の規格に基づいて安全試験を行うことができます。
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